RPP(楽天キーワード広告)の平均ROASは?
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楽天の広告
楽天では、RPP(楽天プロモーションプラットフォーム)という検索画面に表示されるキーワード広告があります。
このRPP広告を使っている方も多いと思いますが、この広告のROAS(費用対効果)楽天全体の平均値はどれぐらいでしょうか?
弊社独自調査ですが、RPPのROASは300%ちょっとぐらいと思われます。
ROASが300%ということは、1万円の広告費を掛けたら3万円の売上になるということです。
なおYahoo!ショッピングのキーワード広告、アイテムマッチの平均ROASは700~800%なので、楽天のほうがかなり悪いです。
※楽天は1クリックあたりの料金が最低25円なのに対し、Yahoo!ショッピングは1クリックが10円(ジャンルによって15円)であることも大きいと思います。
ROASが300%で、さらに楽天に払うロイヤリティなどを考えると、多くのショップがRPPを使っていても赤字になってしまうのではないでしょうか。
弊社でRPPを改善した基本的な流れをご紹介します。
1.商品を除外する
RPPは初期設定ではすべての商品が対象になっています。
ヤフーショッピングやアマゾンなど他モールのキーワード広告は商品を選んで入札する方法ですが、楽天RPPでは「除外しない限り」すべての商品が対象になります。
このため、普通にRPPを始めてしまうと単価が低かったり転換率が低い商品なども対象になるので、あっという間に予算を消化してしまいます。
RPP広告でを利用する上で、商品の除外設定は必須です。
どれぐらいの商品を除外するか
商品を除外する場合、どれぐらいの商品を除外するかの目安ですが、売れ筋上位10商品以外はすべて除外、ぐらいで大丈夫です。
まずは上位の商品で運用してみて、効果が見込めそうなら商品を追加、効果が薄かったらさらに絞っていきましょう。
2.パフォーマンスレポートを定期的にチェックする
楽天RPPはパフォーマンスレポートという欄で、商品ごとの広告状況が確認できます。
この欄を週に1回はチェックして、クリック数が多いのにROAS(費用対効果)が悪い商品がないかチェックするようにしましょう。
ROASが悪い商品があったら、都度除外するようにします。
CTRが悪すぎる商品はRPPの罠なので除外
RPPの仕様として、ROASが悪い商品ほど優先して表示させようとする傾向があります。
特にCTR(クリックするーレート、クリック率)が0.1%以下なのに異常にクリックされている商品は要注意です。
クリック率が0.1%ということは、関係のないキーワードなどで表示されている状態と思って間違いありません。
こうした商品のクリックだけであっという間に予算を消化してしまい、結局RPP全体のROASも悪いまま終わることがよくあります。
パフォーマンスレポートではROASだけではなくCTRも注意してチェックするようにしましょう。
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